- うらかた
- I
うらかた【占形・占象】(1)亀の甲・鹿の骨などを焼いて占うときに現れる形。 占いに現れた形象。
「子弟を遣(マダ)して其の~を奏す/日本書紀(敏達訓)」
(2)占い。 また, 占う人。II「法皇大きに驚きおぼしめし, 御~をあそばいて/平家 4」
うらかた【浦方】(1)近世, 一般の農民である山方・村方などに対して, 漁村・海辺の称。(2){(1)}に住む住民。 浦百姓。IIIうらかた【裏方】(1)芝居で, 舞台裏のいろいろな仕事をする人。 道具方・衣装方・狂言方・照明方など。⇔ 表方(2)表立たないで, 実質的な仕事をする人。「祝賀会の~をつとめる」
(3)貴族や貴人の奥方。 内の方。(4)江戸時代以降, 特に本願寺法主の夫人の称。 御裏様。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.